Forest and River

森のこと、川のこと

イワナの産卵シーズン

今シーズンの漁期が終わってから、2ヶ月が経ちます。シーズン中は、毎週休みになると、竿を持ってワクワクしながら谷に入っていましたが、今はそれもお休み。

しかし、秋になって山はきれいだし、紅葉が始まるとそろそろイワナの産卵シーズンなので、昨年同様、イワナのペアリングを観察するために何回か谷に入りました。

昨年は、デジタル一眼レフカメラとレンズ3本、大型の三脚を持ってイワナのペアリングの様子を観察しに行きましたが、やはりイワナの動く様子は動画で撮りたい!しかし私のデジイチは10年前のものなので、動画撮影機能がついていません。

そこで今年は、デジイチの代わりにコンパクトデジカメ+ビデオカメラを持って、谷に入ることにしました。

ただ、最初にお断りしておきますが、このブログでは動画を掲載していません。動画から切り出した静止画のみ掲載しています。

 オフシーズンの渓流の楽しみは、やはり森の美しさ。シーズン中は、緑濃く、ヤマカガシやヤマビルにも出会いますが、秋はそうした心配もなく、色とりどりの木々を存分に楽しめます。

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これは11月半ばの様子ですが、ちょうど山がきれいでした。一面真っ赤!よりは、こういう風に色とりどりの方が好きです。 

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渓流も美しい。紅葉よりも黄葉の多い渓流は、落ち着いた感じがします。 

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落ち葉もまた美しい。山に入ると、大きな葉っぱのホオノキが目立ちます。 

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さて、イワナですが、いますいます。産卵シーズンのイワナは気もそぞろなのか、漁期中ほどすぐに逃げません。漁期中は、こんなふうにイワナを横から見ることなどなかなかできませんが、今の時期はいつもと違う角度からイワナの泳ぐ姿を見ることができます。

もちろん、忍び足で近づかないとダメですが・・・

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アプローチまでの条件が良いと、写真のように真正面から近づくこともできました。左がオス、右がメス。 

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先ほどのペア。右のメスが身をくねらせながら尾びれで産卵床を掘っています。

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別の角度から。大きいオスが、このあと身をブルッと震わせましたが、放精したのかな?そこまではよく分かりませんでした。

イワナたちのペリングの様子は、いつまでも見ていたくなります。