Forest and River

森のこと、川のこと

渓流撮影行2(風景編)

10月1日より渓流が禁漁となり、釣りの代わりに秋の渓流の写真を撮りに行こうとしたのですが、10月15日に行ったきりまったく行けず・・・もう紅葉のピークは過ぎたんじゃないだろうかと思いつつも、11月12日にようやく時間がとれたので渓流の撮影に行きました。

さすがにピークは過ぎていましたが、今までにないほどたくさんの見所がありました!たくさん写真を撮ったので、今回は「風景編」と「魚編」の2回に分けてアップします。まずは風景編。

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山の紅葉の様子。紅葉というより、黄葉の木が多く残っています。派手な赤や黄色だけで無く、こういう紅葉(黄葉)の様子が好きです。

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川に到着。やはりもうだいぶ葉が散っていますね。

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支流に入ります。日当たりの悪い谷では、あまり赤く染まった紅葉を見かけません。太陽光が当たることで生成される糖分が十分でないからだと思います。でもきれい。なんとも言えない風情があります。

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流れてきた落ち葉が滞留する場所では、赤や黄や茶などいろいろな色の落ち葉が見られます。

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こうやって、水面に浮かんでいる落葉もきれいです。

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痩せた尾根でしっかりと根をはって生きている木々。背景には色とりどりの紅葉。しかし、林床の植物はシカに食べられてしまってまったくありません。この日も、複数のシカの鳴き声が谷に響いていました。

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さらに支流の奥へと進みます。険しい地形のためか、生えている樹木の形もかなり個性的。

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この日の目的地付近まで到達。ここには大きなカツラの木があるのですが、残念ながらカツラの葉はすべて落ちていました。イタヤカエデの黄葉はまだきれいでした。

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水がしたたる岸壁に張り付いた落ち葉。岩の模様といい、それぞれの落ち葉といい、一枚の絵画のような雰囲気がありました。

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流れがたまっている場所に大量の落ち葉もたまっていました。沈んでいる落ち葉と浮いている落ち葉。きれいなグラデーション。

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最後にこの日のお気に入り。

今シーズン、何度もテンカラ釣りに通ったのは、こういう渓流です。

苔むした岩、絶えることのない流れ、小さな落ち込み、サッと走るイワナの影・・・

私たちの考えが及ばないほどの長い時間、この風景が続いてきている。

そして、そこに脈々とすみ続けてきた魚たち。