Forest and River

森のこと、川のこと

今シーズン最後の釣行

渓流釣りの漁期が、9月30日で終わります。イワナたちはこれから産卵時期を迎えるため、保護のために来年3月まで禁漁期間となります。

週末の29日、30日は仕事なので、先日の9月26日の釣行が実質的な最後。残念ながら最終日は釣果0で終わってしまいましたが、最後に竿を仕舞う時は、本当にさみしい気持ちになりました。

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今年から始めた渓流釣りですが、自分で毛鉤を巻いて、竿と糸と毛鉤だけで釣るテンカラに、すっかりはまってしまいました。

3月からの釣行を数えてみると、26回!我ながらよく行きました。

しかし、釣った魚はイワナ13匹とアマゴ4匹で、合わせてたった17匹・・・

これは恥ずかしいくらい少ない数ですが、初挑戦の今シーズンは、釣れても釣れなくても、山に行って、渓流に分け入り、竿を振っているだけで楽しかった。愛知川上流の年間遊漁料が6,000円なので、1回230円という計算。十分、楽しませてもらいました。

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写真は、今シーズンで釣った最大サイズ、22cmのイワナ(4月16日)。最大が22cmなんて、どれだけ下手なんだと我ながら思いますが、下手は下手なりに20cmを超えると手応えが全然違うので、とてもうれしいものです。30cmだと一体どんな手応えになるのだろう!?今後の楽しみにしておきます。

釣った魚を一度は食べようと思っていたのですが、イワナやアマゴの美しさに、結局すべてリリースしてしまいました。来年は食べたいな~

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9月26日最後の釣行では、秋のいろいろな植物も楽しめました。こちらはアワブキの実。

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山の幸のクリ。ほとんどはサルに食べられて空っぽですが、たまに実の入ったものを見つけられます。ちなみに26回の釣行のうち、渓流でサルに出会ったのは3回程度。他には大きなシカに一度出会ったくらいです。

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信じられないくらい丸い石にも出会いました。他の石は角張っているのに、この石だけは磨いたように丸みを帯びていました。とても不思議。

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谷の岩場に咲いていたミカエリソウ。確かに見返りたくなるような美しさです。

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こちらも谷に咲いていたアケボノソウ。何と見事な模様なんでしょう。

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水際に立つ大きなサワグルミの木。竿を持っての渓流行きは終わりましたが、紅葉が始まれば、また竿を置いて写真だけ撮りに来ようと思います。