未踏の渓流へ
ゴールデンウィークは家族と2回も川に行き、釣り(エサ釣り)も少ししたのに、テンカラを2週間もしていなかったら夢にまで出てきました。
日曜は結構な量の雨が降っていましたが、月曜の朝にはやんでいたので、早速テンカラをしにいつものK谷へ。今回は、今まで到達できていない、奥の方まで進むことにしました。
林道に車を置いて、いつものように歩いて行きます。いつもだと、途中の渓流で良いポイントがあれば竿を出すのですが、そのおかげでなかなか先に進めない。今回は心を鬼にして、未踏の上流へとひたすら向かいます。
とは言え、今まで未踏だったのにはわけがあって、そこに至るまで8つも堰堤があるのです。最初の3つ4つまでは、枝道の林道を歩いて行けば川へ降りずに到達できるのですが、そこから先は林道が完全に崩落しているため、一旦川へ降りて急斜面をよじのぼって・・・ということをしていくわけです。どう歩けば良いか書かれてある地図などありませんので、自分でルートを探しながらの釣行。時間がかかります。
今まで8回の釣行を経て、ようやく8番目の堰堤を越せそうなルートを見つけたので、今回はいよいよ決行することに。しかし、思い描くそのルートが正しいかどうかの保証は無し。実際、最初に進んだルートは途中で進めなくなってしまったのでやむを得ず引き返しました。
でも、違う道を進んだおかげで出会えた生き物が!アサギマダラです。遠かったので35mmレンズではちゃんと写せませんでしたが、このハネは間違いない。こんなところで出会うなんて、ちょっとうれしかったです。
ルートを探しながら歩くこと約1時間。ついに、8番目の堰堤を越えるルートを見つけ、無事に川に降りました!
ものすごく広い川です。地形図で見て大体は想像していたのですが、想像以上です。昨日までの雨でかなり増水していたので、余計に川幅が広かったのでしょう。通常の水位だと釣りには向かないかな・・・
とは言え、せっかくここまで来たのでさらに登ると、少しずつ岩が出てきました。
おお~、かなりいい感じになってきた!せっかくなので、今回はたくさん毛鉤を試しました。
まずはこれ。ムネアカオオアリを模して作ったつもり。でも反応なし。
春のオーソドックス、白系に戻しました。でも反応なし。
茶色系。ちょっと反応あったけど釣れず。
遊び心で作った派手なヤツを試しました。反応なし・・・
黒系にチェンジ。すると・・・
やった!イワナ18cm!
腹がえらく黄色いイワナでした。この後リリース。
しばらくしてさらにもう1匹釣れたのですが、計測する前に逃げられてしまいました。
釣果は1匹と言うことになりますが、たとえ1匹でもうれしいです。1時間かけて歩いてきた甲斐がありました。ここにはまた時間がゆっくりあるときに来よう。
新緑が進み、川の様子もずいぶん変わってきました。今回はいろいろな花にも会いましたので、次回の記事で紹介します。