Forest and River

森のこと、川のこと

渓流へ行こう

仕事の休みが月曜の私にとって、月曜が晴れだとわくわくします。

今日はとても良い天気だったので、ちょっと渓流に行ってみました。

近いうちに、地元の川でテンカラ釣りをしたい、と思いながらも、漁協のかたからは、「この辺ではテンカラで釣れるのは4月下旬から5月に入ってから」というアドバイスをいただいていました。

先日(3月3日)の渓流釣り解禁日、愛知川上流には約300人の釣り人があったそうですが、釣れているのはエサ釣りとルアー釣りの人ばかりで、フライフィッシャーはみんな釣果0だったという情報も、漁協のかたから聞きました。

4月下旬まで、まだだいぶあります。

しかし、いざシーズンインしても、たくさんある谷のどこがどうなっていて、どこで釣れそうなのか分からなければ困ってしまいます。

というわけで、今日は偵察がてら出かけてみました。

もちろん、遊漁許可証と竿を持って・・・

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今回は愛知川の源流のひとつ、茶屋川のK谷に行きました。まだ林道の奥は雪があって行けないらしいですが、この辺りは大丈夫。

軽トラを林道脇に止め、ウェーダーに履き替え、早速川に降りようと下をのぞきますが・・・上の写真のように、写真左のほうにゴロゴロと石が見えるころまで、急斜面をだいぶ降りないといけません。

私は、渓流釣りは初めてでも、仕事柄、道なき道歩きはそこそこ経験があるので、急斜面でも何とか降りられるルートを探せます。とは言え、今日のウェーダーの靴底はフェルトソール。ぬめりのある岩歩きは得意でも、傾斜地歩きには向いていません。足を滑らせれば一気に下まで落ちていくので、慎重に慎重に・・・

渓流釣りは下流から上流に向かって釣り上がりますが、上流で脱渓できるポイントがあるとは限りません。再び入渓ポイントまで戻らないと脱渓できない可能性もありますから、川に降りた時に目印となる岩や木などをよく覚えておかないと、渓谷から脱出できなくなるかもしれません。

川なんだから、川をずっと下っていけばいずれ里に帰れる?いやいや、渓流には落差10mくらいある「砂防堰堤」がいくつもある場合が多く、川を下っていってもこの堰堤に当たれば、結局斜面を登って迂回しないといけません。

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「川だー!」

無事、川に降りられました。誰もいない川に降りるとワクワクします。さて、魚影は・・・?渓流釣り経験の浅い私には、まったく魚の姿が見えません。

気温10℃、水温5℃。今日は釣れないのは分かっていますが、竿を出さずにはいられません。今日は竿を振る練習と思って何度も竿を振ります。

K谷には大きな砂防堰堤がいくつもあり、大きすぎて簡単に迂回できないので、堰堤に着くとそこから脱渓し、再び堰堤の上の川へと向かう予定です。今日は2つの堰堤区間ぐらいは行きたいなあと思いつつ、竿を振っては上り、振っては上り。魚のアタリはまったくありませんが、それでも楽しい。

しかし、このあと悲劇が・・・続きは次回。