梅雨の晴れ間
今年は、まだ梅雨があけません。しかし、時間のない今年は、休みを取れる時に取っておかないと釣行できませんので、前回の釣行からわずか5日後、再び休みを取って渓流へ。梅雨の合間、幸いにも好天に恵まれました。
前回は、食べるために4匹持ち帰ることを目的にしましたが、今回はすべてリリース前提なので、ある意味気が楽。前回と違う谷に入り、どんなイワナに出会えるかな~と楽しみに行きました。
この谷も、前回の谷と同様に花崗岩質なので砂礫がたくさん流入しています。正確に比べたわけではありませんが、昨年よりも明らかにイワナのポイントが埋まっているような気がします。
花崗岩の白い砂礫のため、川底は白くきれいに見えますが、こんなに砂礫が溜まっていてはイワナはいません。最初の方は、竿も出さずに登っていきます。
あれほど雨が降った割りには、それほど水量が多くありません。やはり冬の積雪が少なかったせいでしょうか。まあでも、上っていくとそれなりに良いポイントも出てきたので、竿を出し、いつものように小さなポイントも攻めていくことにします。
すると!1匹目ヒット。15cmと小さいサイズですが、やはり釣れるとうれしいです。計測後リリース。
2匹目も釣れた後、こちらの流れで・・・
3匹目!17cm、まあまあ。
この後も、順調に連れて行きましたが、最大でも21cmでした。でも、私にとっては十分なサイズ。
何より、こうしてきれいな渓流を歩けることが嬉しいです。
この谷は、落葉広葉樹がきれいです。森がきれいなのはいいですね。
立派なホオノキもありました。この木は5本の株立ち。ホオノキは株立ちすると、写真のように辺り一帯をホオノキの樹冠が占めてしまいます。
さて、こんな中をまだ釣り上がっていくと、少し模様の違うイワナに出会いました。これまでのイワナに比べて、明らかに白点が少ない・・・というよりは、黒点が目立つというか。あまり、見たことがないタイプの模様です。
だいぶ上流にきましたが、この先はあまり魚がいないと分かっているため、早めに引き返しました。
早めに引き返し、以前から気になっていた別の支流に入ってみました。気にはなっていたのですが、ここは一面植林地に覆われていて、あまり良い雰囲気ではないのです。
そうは思いながらも、竿を出していくと、おっと9匹目が釣れました。15.5cmと小ぶりでしたが、このイワナも少し模様が変わっていました。
しかし、その後はまったくダメ。魚影もあまりありませんでした。やっぱり、植林地が多いとダメなのかな?ご覧のように、手入れされずに倒れているスギやヒノキがあると、歩いていても楽しくないです。
また、川の中にスギの落ち葉が大量にたまっていたりすると、まずそんな場所にはイワナはいません。このスギの落ち葉がやっかいで、トゲトゲの葉っぱにハリスが引っかかると、それはもう、外すのが大変なのです。
植林が悪いとは言いませんが、やはり人が木を植えた以上、人がその世話をしないと、良い森は作れませんね。良い森と、良い川は、セットのような気がします。
しばらく休みがとれそうにないなあ・・・次はいつ行けるだろう?