Forest and River

森のこと、川のこと

ちょっとだけ森へ

月曜は仕事が休み。でも、夕べ寝ながら「あっ!あの仕事片付けるの忘れてた!」と思い出し、今日はちょっとだけ出勤。せっかくなのでカメラ持って「森」に出勤したら、昨日は出会えなかった森に出会えました。

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昨日、「今年はヤブツバキの木に花が多い気がする」と言って写真を撮りましたが、もっと多い木に出会いました。

まだ木にも花がたくさんついていますが、むしろ落ちている花の方が多いんじゃないの?と思うほどたくさんの赤が広がっています。

ヤブツバキの花は、サザンカなどのように花びらが一枚ずつ散らずに、花ごとボトッと落ちるので、これを武士の首切りに見立てて縁起が悪いとし、屋敷の中に植えるのを嫌う風潮もあります。

しかし、花の姿のままこうして地面にたくさん落ちている様子は見事で、とてもきれいだと思うので、我が家の小さな庭にはヤブツバキを植えました。花が落ちても楽しめる、というわけです。

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昨日は気付きませんでしたが、ツル植物にも芽吹きがありました。これはアケビの花芽でしょう。最近の子どもは(いや、大人も)秋にできるおいしいアケビの実を食べたことない人が多いですね。

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森に春の訪れを告げる(笑)植物のひとつ、ヒサカキの花が咲き始めました。何で「笑」なのかは、知っている人は知っている・・・

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最後に、もうひとつ新芽を紹介。たぶんこの森に1本しかない、ミツバウツギの芽吹きです。1本しかないから貴重種というわけではないのですが、この森では稀少です。

春に白い花を咲かせ、きれいなのですが、みんなが通る場所の近くに生えているにも関わらず、あまりその花に気付く人はいないです。

ちょっと仕事に森に行っただけですが、写真撮ってる時間の方が多かったかな。